同じAIに書かせているはずなのに、ブログによって文体が微妙に混ざる。
複数ブログを運営していると、これがじわじわ効いてくる。E-E-A-Tの軸が記事ごとにぶれるし、毎回フロントマターを手作業で整えるのも地味に重い。
あなたはどうだろう。AIに書かせる時、毎回プロンプトを書き直している派? それとも仕組みで固定してしまう派?
私は後者に寄せた。プロンプトを毎回工夫するより、ブログごとに執筆者ペルソナを固定する方が、結果的に早いし安定するとわかったからだ。
いま起きている課題
- ブログごとの語り口が混ざる
- E-E-A-Tの軸が記事ごとにぶれる
- 毎回フロントマターを手作業で整えるのが重い
解決の軸は2つだけ
- ブログごとに執筆者ペルソナを固定する
- ドラフト昇格時に
voiceを自動で入れる
この2つを守るだけで、AIの出力はかなり安定するわけだ。
ブログ別ペルソナ(要点)
私が運営している各ブログには、それぞれ固有のペルソナを設定している。
釣!浜名湖
- 釣り歴20年以上、浜名湖ローカルに強い実践型
- 実験・検証を重視した語り口
- 地域特性とポイント解像度で信頼性を担保する
海上アングラー
- 海上釣り堀の普及を目的にしたナレッジ提供型
- テクニックだけでなく旅行導線も提案する
- 「釣る技術+行き方」の二軸で価値を作る
防音Lab
- 防音の専門家ではなく、生活者目線のアドバイザー型
- 課題に対して複数案を出し、比較して最適解を探る
- ニッチ需要まで拾う設計で差別化する
シラバスハック
- 資格学習と生成AIの掛け合わせに強い実践型
- 高額教材依存を減らし、効率学習を支援する
- 非エンジニアにも伝わる再現性を重視する
実装ルール(最小構成)
voiceはドラフト化のタイミングだけ付与する。_inbox段階では空でもよく、_draftへ昇格するときにだけ設定する。
voice:
id: cho-hamanako
label: 釣!浜名湖
フラット運用にするなら以下でも可だ。
voice: cho-hamanako
運用フロー(短縮版)
- メモを整理して主要タグを付与する
- タグまたは保存先から
voice.idを判定する - ドラフト生成時にペルソナ文脈を挿入する
- 最後にE-E-A-T観点で1回だけ手修正する
すぐ使えるプロンプト骨子
このメモを
voice.idに従ってドラフト化してください。 文体は対象ブログの執筆者ペルソナに合わせ、主張より再現性を優先。 導入で読者課題を明示し、本文は「背景→実践→注意点→次アクション」で構成。 E-E-A-Tを過不足なく反映し、断定は根拠付きにしてください。
なぜAIに任せてもブレなくなったのか
ここまでは仕組みの話だが、実は前提が一つある。海上アングラー・釣!浜名湖・防音Labは、それぞれ記事のベースを最初は私自身の手書きで作っている。ある程度の本数を手で書いたあと、リライト段階に入った時点でAIに任せるようにした。
これが機能するのは、私のクセを含んだ記事をいくつか書いたことで、AIがそのクセを学習できたからだ。ゼロから「このペルソナで書いて」と指示するのと、手書きの実例を土台にペルソナ化するのとでは、出力の再現度がまるで違う。
学習データは日記でも代用できる
ということは、だよ。ブログ記事をわざわざ何本も手書きして学習データにする必要はないんじゃないか、とも思っている。
例えば、日記(ジャーナル)を30日分書いてテキスト化し、それをAIに読み込ませてパターンを学習させる方法もある。ブログ記事より日常的に書けるし、ハードルも低い。
日記を使う利点は、文体だけでなくその人の好みや考え方の傾向まで拾えることだ。何に反応して、何に興味が薄いか——ブログの記事ネタだけでは見えにくい部分が、日記にはにじみ出る。ペルソナの解像度を上げたいなら、記事の手書きよりも日記30日分の方が効率がいいかもしれない。
まとめ:人格キーを先に固定する
複数ブログ運営でAI活用を続けるなら、プロンプト改善より先に「人格キー」を固定する方が効く。ペルソナ定義とvoice自動付与の組み合わせで、ドラフト品質は運用可能なレベルまで安定するはずだ。